小さな村のはずれに、一軒の古い家がありました。大きな門はめったに開かれることもなく、風が吹くたびに古びたきしみを響かせるばかり。ひっそりと閉ざされた門の向こうには、広い庭と少し傾いた蔵、そして小さな畑がありました。
2025年は、新しい流れと古い習慣が大きくぶつかり合いながら、同時に融合していくような一年となりそうです。
森の東側に、「みどりの集会所」と呼ばれる広場がありました。木々に囲まれたその場所には、毎日いろいろな動物たちがやってきて、仕事や暮らしの相談をするのです。ある朝、その集会所に青みがかった羽を持つ一羽の鳥が姿を見せました。
村はずれの小さな林の奥に、カラカラと風に揺れる一本の木が立っていた。その木には、鮮やかな七つ星の模様を持つ小さなテントウムシが住んでいた。彼の名前はナナホシ。生まれたときからこの木を一歩も離れず、葉の上で朝露を浴び、木陰で昼寝をし、夜には星空を見上げていた。